元・採用担当のつぶやき

それなりの大企業で、ほんのちょっと前まで新卒・中途採用を担当してた元採用担当のつぶやき

エントリーシートの書き方ってあるの?②

エントリーシートの書き方は、ある。

そして書き方は以前の記事で引用したようなノウハウで網羅されている。

 

…が、実はそんなに重要じゃない。

本質を押さえさえしていれば、書き方のコツ一項目一項目をチェックして、それぞれをクリアしておくーーという必要はない。

多少の矛盾とか入り込んだ記述があるシートでも全く問題はない(ま、ないほうがいいけど)。

エントリーシートの字面だけをみて合否が決まることはほぼない。

 

 

では、エントリーシートは何に使われるかというと、主に以下の2目的でつかわれる。

 

  1. エントリー時の足切り判断時、当落ぎりぎりラインに乗っている候補者を選別する際の加点要素。
  2. 面接時の参考資料。エントリーシートや履歴書をもとに、学生時代のエピソードなどを面接官から聞かれるが、そのネタ。

1は、学歴フィルターや、早いもの順のエントリー、そのほかの外形条件(各種資格とか、語学資格の点数とか)により突破できていれば、エントリー時点で、シート内容により落とされるようなことはない。

面接などにすすみ、当落の俎上に乗りさえすればいいのですよ。

まずはエントリーシートの内容を気にするより、俎上に乗れるか、というところの攻略が必要。このへんを次回書きます。

 

2は、面接までこぎつけていれば、合否判断は実際の面接内容が重視される。面接時の印象が良く、受け答えやマインドが評価されているのに、エントリーシートに誤字があるとか、エントリーシート上の応募動機の記述が薄いからとかいう理由で落とされることはない。

逆に言うと、面接まで行けば、あとは学歴やら資格やらエントリーシートやらは関係ない。面接の結果がすべて。学歴やら資格やらエントリーシートやらで面接結果が左右されることはないのですよ。よって気にすべき・やるべきは面接対策です。